明日ギャラリーにて新作図面公開

新作の作品名もカラーも決まったことだし、いち早く皆様にご披露したいところだが、公での公開はデザインを保護するためも直前まで出来ないんだ。

明日ギャラリーにお越しの方だけにお見せします。撮影はNGです。


本日のボツデザイン 「迦楼羅」(カルラ)

 ここ最近ギャラリーにはメガネ屋さんの訪問が続く。

もちろんここは本来一般の方向けに作ったスペースではなく取引店さんや取引検討中の眼鏡店様向けに作ったのだから当たり前といえば当たり前なのだが、いつもとは違った空気が流れるんだよね。

 

 さてさて先回のブログで新作3作品のうちの一つの作品名がしっくりこないという話をしたが、それがようやく決まった。

同時にこれまであやふやだったカラーバリエーションに関しても決定した。もうこれでこの3作品に関しては私の手を離れる事になる。そうなると一挙にやり場のない創作意欲を空しく感じるんだ。つまりもっともっと新しいデザインを考えられるのにペース配分を考えてセーブしなければならないもどかしさってやつだ。まあ商売でもあるわけだから仕方がない。

 

そうなるとこのコーナーが復活するってわけだ。

 

 私はこれまで奈良にある仏像をテーマにデザインしたことがある。

興福寺にある阿修羅をモチーフにした「阿修羅1、2、3」であったり

新薬師寺にある「バサラ像」をモチーフにしたり、

実在しない仏像ではあるが「魔修羅」であったり、

 

しかしこれまでどうしてもデザインに発展させれなかった仏像があるんだよね。

阿修羅と同じ興福寺に展示されている「迦楼羅」(カルラ)像だ。

詳しくは語れないがこの仏像はカラスのようなクチバシがあるんだ。

国によってはガルーダとも呼ばれてるね。インドネシアでは航空会社の名前になってて皆さんご存じだと思う。

 

どうせボツ作品!

無責任なデザインほど面白い。

さっそく描いてみた。

もうこうなるとメガネというよりは鉄仮面だよね。

 

 

 

 

 

新作の名前。ゴーストじゃねーし・・・

 現在3つの新作の製造を開始している。

そのうちの1作品だけ作品名が気に喰わないので別の名前を探しているんだ。

 

 どんなブランドさんでも普通メガネの品番というのは「JN-201」とか「S-3025」とか、いかにもパソコンに登録しやすい数字の羅列になっているんだ。私は人の名前すら憶えない主義。単なる数字の羅列で覚えれるわけがない。だから創業時からなんらかの名称をつけてやる事にしてるんだ。

 

とはいえその名前に特別な意味などなんにもない。

PORNOだったりPOISONだったりKANIだったり・・・

へたにかっこいい名前を付け過ぎてしまうと「名前負け」してしまう可能性があるのでわざと誰もが付けたがらない名称にしてるだけなんだ。

 

 話しをもとにもどして、

その気に喰わない作品名というのは「GHOST」。

鯖江の工場の方達ともすでにその名称でやりとりされている。

 

名前に特別な意味はないとは言いながらも、あまりにそのデザインのイメージとかけ離れてる名称なので実はしっくり来てなかったんだね。イメージとかけ離れるのなら離れるでPORNOやKANIなどと同様に離れすぎている方がまだマシ。

 

 この作品は意図的ではないにしろヨーロッパ系の人に好まれるデザインとなっていると思う。

完全なヨーロッパ系というのではなく、むしろ日本人が勝手に解釈したヨーロッパ系であってそこまでコテコテじゃない。

解りづらい表現で恐縮だが、

 

パリのシャンゼリゼ通りを

和服姿

堂々と歩く日本女性に似合うデザイン

(そんなシチュエーションってほとんどないと思うけど・・・・)by 影の声

 

なのにGHOSTはないだろう。

この文を書いていてなおさらそう感じた。

よし!変更だ!。鯖江の皆様ごめんなさい!

 

さてさてなにか良い名称はないだろうか・・・・?

 

「パリの芳江さん」なんてのはどうかな?

 

 

   

 

  

明後日は本年最後のギャラリー一般公開。詳細はコチラ

 

 

人をデザインするのが私の仕事

め・が・ね・な・ん・て

眼鏡デザインを生業としている私が言うのもいささか変だが、

単なる絵の具の一つでしかない。

その絵具を使ってどう人間を描くかが芸術だと私は思う。

 

 

名古屋クリエーターズマーケット怒涛の2日間が終わった。

言いにくい事を言っちゃうと業界向けの展示会は一度たりとも楽しいと思ったことはなくムカついてばかりの私だが、一般の、しかもメガネに何の興味もない人達を相手してる方がよほど楽しいんだよね。なんでだろうね?

 

でもさすがに終了時は16ラウンド全力で戦ったボクサーのように地べたにへたり込んでしまった。

するとご近所でアクセサリーを売ってたブースの方が真面目な顔で近寄ってきてこういうんだ。

「拝見しててすごく接客の勉強になりました!」ってね。

笑っちゃった。だってこっちは酒も飲んでるし、お客はいじり倒すし、声はデカいし、、、

 でも褒められるのはこの歳になってもさすがに嬉しい。もっとほめられたい一心でどのへんが勉強になったのかを尋ねてみた。

「貴方が差し出したメガネを試着したお客様が全員幸せそうな表情をしてらっしゃたから」だって。小さい頃からメガネを掛けていて「眼鏡屋さん=暗い」という常識が初めて覆ったらしい。

 

 自慢めいた事をここに書くのはカッコ悪いのは重々解っているんだがこれを読んでる眼鏡屋さんにむけてあえて書かせていただいた。つまり現職の眼鏡屋さんを差し置いて私ごときが褒められるようでは本当はいけないんだ

 

我々の仕事は

時には芸術家であり、

時には芸人であり、

時には職人であり、

時には医者である。

こんな名誉ある職業も珍しいんだ。

でも井の中の蛙になって現状に自己満足しちゃった時点でそこが貴方の終着点。

それはそれで幸せなんだろうけどね。